忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

銀魂(銀月考察②)

長くなっております銀月考察②です。


<六股篇>
銀さん不祥事回。ここはほんのちょっとだけ。
まず39巻の表紙にくぎ付けです。月詠のしなだれかかり具合に驚いた。いちばん接触してない?!接触具合じゃさっちゃんも負けてないけど。月詠の手の絡ませ方とか!もう空知先生ありがとうございました!です。それから銀さんのあの一言。「月詠にいたっては完全にーーーワイフ探してたもの」銀さん拗ねてた!(笑)


<金魂篇>
これ結構見てるのツラかった。銀さんがキツそうなのはこちらもしんどい。
みんなと同様、月詠もあっさり忘れちゃってるわけですが。銀時の月詠への態度、他の人への態度とちょっと違うなぁと感じます。他の人への態度はギャグが含まれてるのに、月詠への呼びかけはずいぶん真剣だなと思うんです。陽動に引っかからなかった(いや引っかかったのか?)月詠に「思った通り厄介な奴がかかった」これはもう自分の方に来るなら月詠だな、と思ってたからですよね。前にも書いたけれどこういう銀→月への態度大好きです。で、武器を早々に手放して、やりあうつもりは毛頭ないと。それからあの台詞「全部終わったら地獄でも座敷でも付き合うよ」です。ここ銀時は真剣ですよね。未来を予測させる台詞を銀時が言ったことに少なからず驚きました。この台詞で、銀時が月詠をこのままにしておく気がないことが伺えます。忘れたままでいさせない。必ずみんなの記憶を戻す。そのあとは会いに行くから、と。(この辺り銀月フィルター発動中です)この決心をわざわざ月詠に伝えたことに意味があると思います。ここは銀→月の方向性が伺えてすごく嬉しかったところです。
それから例の空中戦。これは美味しい。ここは原作よりもアニメをじっくり見ました。スローっていうボタンはじめて使ったぐらいです(笑)で、着地に失敗して足をくじいた月詠に気付いて庇うわけですが。体に刺さったと思われるクナイは抜いて捨てたのに額のクナイは刺さったままで振り返る。ふたりの最初の出会いを彷彿とさせるシーンです。もう月詠に思い出してくれって言っているようなものだな、と。その時の銀時の表情も真剣で、月詠に対する気持ちが伺えました。(銀月フィルター!)
金魂篇では、今まで月詠→銀時の方向性が多かったところ、銀時→月詠の方向性が伺えたことが大きかったなと思うんです。(いやまぁ銀月フィルター分厚くかかっていますが。)
あと、月詠の涙。あれも驚いた。そう簡単に泣かない子だと思ったから。さっちゃんや九兵衛もだったけど。でもそれぐらい、忘れてしまったことが苦しいぐらい、みんなの中での銀時の存在は大きいんだなと感じました。


<一国傾城篇>
どこから書けばいいのか。何から書けばいいのか。一国傾城篇とにかくすごかった。銀月とか関係なく、もう普通に手に汗握って読んだし見たし。これ未だに頭の整理が追いつかない。こういうの読んだらやっぱり作者ってすごいなって実感する。頭の中どうなってんだろ。普段めちゃくちゃなストーリーや下ネタオンパレードなのに、時々こんなの持って来られたら読書心構え大変だよ。
では、真面目に銀月考察。
「約束」がテーマですよね。色んな約束が出てきます。鈴蘭太夫と舞蔵。銀時と鈴蘭さん。銀時と月詠、新八、神楽。それから銀時と松陽先生。
月詠には自分で決めた約束があると思うのです。それはもちろん、吉原を護るということ。そのために、吉原に尽くした鈴蘭のため、この件に足を踏み入れたんだと思います。そして銀さんはやっぱり月詠をよく見てるなと思うんです。そんな月詠のことを理解しているからこそ一緒に足を踏み入れたんだと思うんです。無茶する子ですし。(やっぱり銀月フィルターかなぁ…?)もちろん、根底には、鈴蘭さんとの約束がありますが。
銀時と月詠、新八、神楽の心中立て。ここアニメは嬉しかったですね。銀時の薬指が月詠の髪でしたから。それから、どー見ても、銀さんだけしっかりと月詠の手を握ってるように見える。他のみんなは乗せてるだけなのに。まぁでも手大きいだろうから、そういうのもあるんだろうけど。そこは銀月フィルター全開でいきます。
今回銀月考察でいちばん重要なのは、当然、銀時の過去の一片に月詠が触れたということです。神楽と新八はいませんでした。月詠だけが銀時の過去について知ることとなったのです。信女はもともと知っていたのでしょうし省きます。これはすごい大事だなと。紅蜘蛛篇で銀時は月詠の過去に触れて月詠がどんな人間なのか理解して、その次は銀時の過去に月詠が触れることになる。お互いに過去に触れて、どんな荷を背負ってるか、どんな傷があるのか、それを一片でも知るということはお互いを知ることにおいてとんでもなく重要だと思うので。「ぬしも師を…」月詠の台詞ですが、空知先生がこう言わせたからには、やはり銀時にとって月詠は重要な人物なんじゃないかと思うのです。でなければこんな台詞言わせないと思うんですよね。でもあの台詞、銀時には届いてないかもしれないなと思うんです。そのあとの月詠の呼びかけも、聞こえてないんじゃないかな。
結局沖田の言った通り、政治的な面としては、なんのために戦ったのかという結果だったんでしょうけど、少なくとも銀時たちにとっては鈴蘭さんとの約束のためというのが大前提だったので、その結果としては舞蔵さんと鈴蘭さんは会えましたから約束を果たせましたから納得のいくかたちに終わったんじゃないかと。もろもろ問題は山積みですが。
一国傾城篇通しての銀月ですが、やっぱり一番大きかったのは月詠が銀時の過去に触れたこと。ここしかないなと。銀時の過去を、荷を、傷を、一緒に背負ってくれる存在として月詠がいるようにしか思えないんですよね。どうにもこのあとから、銀→←月のかたちが今までより自然に感じるようになった気がします。

あと、重要なポイントを忘れてた!銀時が血清をぶち込まれた辺り。それはもう美味しく頂きました。銀時の足に置かれた月詠の手とかね、そんな自然に触れちゃうんだ?とか思って、あと今まで動けなかったのが嘘みたいに月詠の背後の敵がっつり倒してるところとか。そんなに大事か!いや、うん、そうだよね!と銀月フィルター全力全開で行かせて頂きました。原作アニメともに美味しい場面だった!


<417訓 家庭教師話>
銀さん普通に遊びに来てるよね?しかも、ひとりで。月詠に会いに来たんですよね?(銀月フィルター!)こんなふうに時々、銀さんがひのやに遊びに来てるということがわかって、嬉しかったお話。


<愛染香篇>
祭りでしたね、銀月クラスタにとっては。そりゃもうそうなるしかないだろうというこのお話。銀月嫌いな人がこのお話はキツイと漏らすほど思いっきり銀月でしたもんね。というわけで銀月クラスタな私は相変わらずの銀月フィルター&深読みでいきたいと思います。
492訓のタイトル「恋のない所に煙は立たない」もうこのタイトルが愛染香篇の全てを語ってると思っていいんですよね?そういうことなんでしょう!?と。
さて銀さんの登場シーンですが、いやもう最低だなと。チン火完了じゃねーよ!と。ここ微妙に気になるところなんですが、銀さんは吉原で飲んでて泥酔したのか、泥酔してから吉原に来たのか。どっちかなぁ。月詠も可愛い。うん、古いな。その目のハートは。笑
最初から最後まで余すところなくラブコメなわけですが、銀月が銀月すぎて凄い。部屋の隅に座る月詠とか、相合傘書いちゃうとか、奴いないの?のくだりとか、マグマまで一緒に行っていいの?とか、可愛くてもうねー。あと作戦練ってる場面、どこのコマの銀さんも月詠をバッチリ見てるあたり美味しいです。
では真面目に銀月考察。
月詠が香を嗅いでも所々しっかりしてるので、銀さんの言葉も全部香のせいってわけではないと思いたいところなんですが。どうでしょう。「俺の女に手ェ出すな~指一本触れさせねェ」あたりは本心だと思いたいな。そのあともうどうしようもない銀さんになるわけですが。「お前が望むなら~落籍される覚悟はあるんだろうな」辺りは怪しいな、香のせいかな。でも「ホントに口説きてェ女」は本心だと思いたい。もしも「恋のない所に煙は立たない」を重要視するなら、月詠は当然銀時に気持ちがあったので、それがわかりやすくなっただけ。銀時も同じように、月詠に気持ちがあったのだとしたら、もろもろの言葉はやっぱり本心に起因するところが大きいんじゃないのかなと思うのだけど。深く考えすぎ、銀月フィルターかけすぎ、かもしれないけれど。銀魂じゃどうしたって恋愛をメインに描くことはないと思うから、こういうところに望みを見出したいところなのです。
今回月詠は堂々と認めましたね。銀時に気持ちがあると。惚れ薬なんて役に立たなかった、素直になんてなれなかった。その花の前ではどんな手練手管も愛し方も愛され方も忘れてしまう。そんなままならない花を一輪咲かして生きている。こんなふうに月詠の口からハッキリした形で銀時へ気持ちがあることが話されるとは思っていなかったので驚きました。はっきりと銀時の名前を口にしたわけではないのですが、銀時はこの会話をどう思って聞いていたのかな。気になるところです。
認めはしたけれど、月詠もよく銀時を見てますね。女を幸せにできる類ではない、けっして誰のものにもならない、そのくせ誰の心にもいつの間にかいる。銀時のことをそう表しています。もうさ、切なすぎて……。螢の恋は、この後が大変なんだと思うけど、報われたと思いたい。遠回りして散々な道だったかもしれないけど、「吉原の外はもう春じゃ 花はもう咲いてありんす」、地上ではきっと幸せになってほしいな。
そして今回いちばん大変なラスト1ページ。本誌と台詞が違う!大幅に!
本誌ではどことなく切ない終わり方だったのが、台詞改変によって月詠の表情も全然違って見える。私には、どちらかというと良い方向での終わり方に見えました。
銀時の台詞ですが「もうウンザリだ 惚れたはれただの 香だの煙だの」当然ですよね、薬で女落として何が楽しいんだって言ってましたから。言うなら本心をちゃんとっていう解釈でいいのかな。それから次の台詞「むせるのはどっかのバカが巻き散らす煙管の煙だけで充分だ」完全に月詠にあてた言葉ですよね。これはもう銀時から月詠への気持ちだと捉えていいんじゃないかなと思ってるんですが、勝手にそう思ってるんですが。むせるほど近くにいるのは月詠で、自分にはそれで充分だってことですよね。銀時の性質上、月詠の気持ちには今は真正面から答えることは出来ないと思うんです。まだまだ片付いてない問題は山積みだし、自分にそんな資格ないと思ってるだろうし、月詠もそうしたいわけじゃないと思うし。お互いのことを考えるなら、今はこの距離で、この場所で充分満足してるってことなんじゃないかなと。月詠の気持ちをきちんとわかった上での、この銀時の言葉なのかなと。だとしたら、銀時なりにきちんと今の自分の気持ちを伝えたってことで、これにもまた驚きました。お前ちゃんと知っとけよ、みたいな。忘れんなよ、みたいな。そんなニュアンスの台詞に思えました。まぁ深読みしすぎかもしれないけれど。それを受けての次のコマ、本誌ではどうにも切ない表情に見えた月詠ですが、台詞改変の後ではどちらかというと満足してるような表情に見えます。本人もこれで充分だと言ってますし。
銀時の言葉に対してそれで充分だと返事をして、さらに「春でも冬でも わっちはたまにこうしてお前様の隣で 毒煙をまき散らせるなら幸せでありんす」と月詠が伝える。このラスト1ページの一連の流れ、私にはお互いに気持ちを伝えあったように思えました。銀魂なりに、銀月の今ある形を示されたように思えました。これ以上恋愛に踏み込んで描いちゃうと、銀魂らしくなくなっちゃうのかなと。ギリギリのラインで、でもこの話を描いたってことは、やっぱり銀時と月詠の関係性を空知先生は重要視してるんじゃないかなぁ。
それから最後の月詠の笑顔。あんなふうに笑うとこを見たことがなかったので、はじめて?だよね。心から楽しそうに笑う月詠。そのはじめての笑顔が銀時の傍ってことがただただ嬉しかったです。




長いこと銀月考察書きましたが、書きたいことは全部書いた。頭の整理もついた。やっぱり字にしてまとめないと色々方向性とか整理つかないから、書いて良かった。今後二次創作の指針として時々読み返そう。時間が経てば解釈も変わるかもしれないし。

散々銀月について書きましたが、銀魂の作品内で「銀月」という形はこれ以上示されないんじゃないかなと思ってるんです。なんだか本誌が最終章っぽい感じがする今となっては、愛染香篇で、銀月はここまで!って線引かれた気さえする。最終的にどんな形で終わるかなんて今はわからないけど、少なくとも銀時と誰かがどうこうなるっていう終わり方ではないと思う。そりゃ銀さんには幸せになってもらいたいので、幸せな終わり方がいいなと思うけど。出来れば月詠みたいに思い切り笑顔で終えてほしいな。
そんなわけで、銀月大好きですが、最終的に銀魂内で「銀月」という終わり方はないと思ってる。だからこその二次創作なんだけど。

というわけで、二次創作では夢みてもいいじゃないかと思ってるので、今後も銀月をたくさん書きたいなと思います。もうこれ以上は書けないなーってぐらいまで書いたら銀月熱もなんとかなるのかなぁ。少なくともまだ銀月熱全開です。とはいえ、2015年3月頃には元気な赤ちゃんが生まれてくる予定ですので、書けるのもそこまでかなーと思うのです。とりあえずそれまで、お付き合いよろしくお願いします。

最後に。
こんなところまで読んでくださってる方がいたら、お付き合いありがとうございました!

PR

Comment

お名前
タイトル
E-MAIL
URL
コメント
パスワード

Copyright © Limit/00 : All rights reserved

「Limit/00」に掲載されている文章・画像・その他すべての無断転載・無断掲載を禁止します。

TemplateDesign by KARMA7
忍者ブログ [PR]