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銀魂(銀月考察①)

タイトル通り、銀魂の銀月考察です。
あくまでも私個人の見解です。
銀月嫌いって方はお気を付けください。銀月フィルターかかりまくりです。

もともとは銀月絵を見たのがきっかけでした。このふたりのビジュアルいいな!って。じゃあ前々から気になってたし見てみるかって銀魂見はじめたわけです。
まだまだファン歴浅ーい私ですが、読めば読むほど、見れば見るほど、これってあれなんじゃない?ってことが多すぎて、ツイッターで140文字で呟いてたら大変なことになりそうだったのでこちらにまとめて。
頭がごちゃごちゃしてきたので整理する意味合いもかねての銀月考察です。
時系列に進めます。自分の頭整理するためのメモ的な感じです。相当長いので、読むことはあまりおすすめ出来ません…。笑


<吉原炎上篇>
言わずと知れた月詠初登場篇。この時点では私はまだ銀月に目覚めていません。だからアニメ見てる時の感想は、夜兎強すぎじゃない?無理だよ銀さん死んじゃうよ!とか、やっぱシリアスパートの銀さんかっこいいなぁ!ぐらいのもんでした。後々銀月にハマってから見直すと、この吉原炎上篇の位置付けってこんな感じなのかなーというのが見えてきました。
この辺りだと、銀時と月詠両者ともに相手のことを男と女とか、恋愛感情含めた気になる対象としては認識していないんじゃないかな、と思います。両者ともに相手を一個人として認識したぐらいかなと。
ただ、月詠→銀時への認識は、ちょっと特別だったかなと。銀時の言葉に動かされて、初めて自分の檻を壊そうと思ったんでしょうし。それって結局日輪でもできなかったことだから。そこまで自分の気持ちを動かした人物っていうのは月詠にとっては印象に残る人物だったのではないかなと思います。
じゃあ銀時は何も思わなかったのかっていうと、微妙に1ミリくらいは動きがあったかなと。煙管よこせって月詠に言いましたよね。あれだけギャグでもシリアスでも緻密にストーリーたててるんだから吉原に関して下調べ全くなしってことはないと思うんですよ、空知先生。吉原で煙管のやりとりって言ったら、お気に入りを示すわけで。あれはまぁ、吸いたきゃ戻ってこいって言ってましたから、死なせないための約束と言われればそれまでなんですが。でもまぁそこは銀月フィルター発動で。
結論から言えば、この時点では両者ともに認識の域を出てはいないかなぁ。


<紅蜘蛛篇>
数々の方がこの紅蜘蛛篇で銀月に陥落したのだと思うんですが。紛れもなく私もそのうちの一人です。もともとアニメから見はじめたので、その威力たるや!
まずは冒頭。月詠の夢からですが、この夢見たのはたぶん銀時たちが来ることを知っていたからですよね。この夢のあたりで月詠の戸惑いが見てとれて、おや?これはもしかして…と思いました。
で、さらに加速する展開。まさかのToLOVEる!この辺りやたらと銀さんは月詠を女扱いしてますよね。これも美味しいです。もちろんチンピラ夫婦も美味しい。さらに後の展開でもこんな所に女一人置いていけないとか、別れ際に吐く女の戯言とか。いくら月詠が女を捨てたつもりでいても、銀さんは執拗に女扱いしてくる訳です。で、月詠の心はかき乱されると。なにこれもう、ニヤニヤが止まらない!ここでもう私足滑らせてます。で、後半で陥落です。この紅蜘蛛篇だけで銀月クラスタ一丁上がりですよ。

そして「その女に触んじゃねェ」です。この時、銀時が何故こんなに怒ってたかっていうと、地雷亜に対して、てめーが師匠と名乗るんじゃねー!っていう怒りだったわけです。それは間に描かれた銀時と松陽先生の描写で明らかです。じゃあ怒りの理由はそれだけかっていうと、そうでもないんじゃないかなと思うんです。この時点では恋愛的な動きはないにしろ、銀時にとって月詠は既に大切な仲間の一人です。そりゃ仲間がこんな目にあっていて、手酷く裏切られて、心身共に傷ついたわけですから怒りも最もです。でも、だったら「こいつに触んな」ぐらいで良かったんじゃないかなと。「この女」と月詠のことを称したこと、これ結構大事だと思います。銀時すら知らない感情がここに含まれてたんじゃないかなと。
でも銀時が月詠を意識したのは、厳密にはここじゃないと思うんです。月詠が地雷亜を背負って月を見に行く場面、ここなんじゃないかなと。色んなものを捨てて、大切だったものまで捨てて、これ以上何かを失うのが怖くて全部捨ててきた、そんな地雷亜に、(こんな最低ヤローじゃないけれど)少しだけ自分を重ねた銀時は思いもよらないものを見ることになるわけです。月詠が地雷亜を背負い、また師匠と呼び、遠慮なく荷を分けて欲しかったと、もっと話をして欲しかったと、そうして全て受け止めて微笑む。その強さに、優しさに、銀時は驚いたんじゃないかなと思うんです。ここで初めて、銀時にとっても月詠が特別な人物になったんじゃないかなと私には思えました。
大事なものを背負って背負って、もうこれ以上背負いきれなくて、荷物がこぼれ落ちることがあるかもしれない。そうしたら笑って、ほらそっち寄越せって簡単に言って荷を奪って、驚いてる銀時に向かって何してる早く行くぞって言って、並んで一緒に歩けるかもしれない。月詠はそんな存在として銀時の目には映ったんじゃないかなと思ったんです。
もちろん銀さんには既に新八や神楽っていう荷を分け合って歩める仲間がいます。その他にもたくさん。だけど二人がずっと一緒にいつまでも歩いていけるかっていうと違いますよね。いつかは道が分かれる時が来るはずです。そんな中で、少しだけ境遇の似た月詠ならもしかして、とそんな風に思えたんじゃないかなと。

月詠にとっても今回のことで当然銀時に対して特別な感情が生まれたんだと思います。吉原炎上篇で既にその片鱗はありましたが、紅蜘蛛篇通して決定的になったと思います。私が月詠の変化を感じたのは「もし…この傷がなかったら」の場面、ここかなと。月詠は強い子ですから(強がりと言った方がいいのか)、この質問を投げかけるってことはだいぶ心を許してるってことなんじゃないかと。日輪にすらそんな自分を見せたことは少ないんじゃないかなと思うんです。まぁ日輪は気付きそうですけれど。「傷一つねェ魂持ったキレーな顔だ」の銀さんの一言で、月詠は救われたんじゃないかなと思うんです。今回のことを通して、本当に自分が選択して歩いてきた道は正しいものだったのか、もしこの傷がなかったらどういう道を歩いていたのか、きっとそんなこと考えても答えなんか出ないけど、どうしても誰かに聞いてみたかったのだと思います。それに対しての銀時の答えは月詠の心を軽くしてくれたんじゃないかなと思うんです。ただ、この台詞は銀時にとっては特別な相手だからというわけではなく、いたって正直な気持ちを伝えただけだと思います。この台詞自体に恋愛的な要素はないんじゃないかな。

総括すると、紅蜘蛛篇を経ての両者の心の変化は、銀時→月詠は「“認識”の域から“僅かに好意的な方向”への心の変化」月詠→銀時は「“認識”の域から“男性として好意を抱いたと思われる”微妙な心の変化」というイメージ。銀魂なのでね、やはり表立っては描かれてはいませんが、月詠→銀時の方向性で確立されたのかなと思います。

それから、銀時は月詠のことをよく見てるし、理解しているなと思うんです。神楽の「そうそう人は変わらないアルな」を受けての銀時の台詞。「本当に苦しい時は言ってくれるさ〜奴ァ人よりそれをギリギリまでしない奴なんだよ」これは地雷亜から月詠を助けた時の「鼻水垂れ流してすがりやがれ〜」を月詠はきちんと聞いてくれていたと信じているから出た台詞なんじゃないかなと。それに、ふたりとも似たもの同志で苦しいときに苦しいなんて言わなそうですから、月詠の気持ちをしっかり理解してるんだなと思います。こういう銀→月の態度大好きです。わかってるんだなぁとしみじみ思ってしまいます。

さてこの紅蜘蛛篇、アニメスタッフの力の入れように本当ずるずると引っ張りこまれ、やられました。ツッコみどころ満載で。望遠鏡見してーって近づく銀さんとか、お姫様抱っこもね顔近くない?とか、抱っこされて月詠が銀さん見上げた時の銀さんのあの表情ったらもうね!とか、俺に縋りやがれありがとうとか、「帰ぇーるぞ」とか。なるべく原作に沿っての考察にしているのであえてアニメオリジナルな箇所とかはツッコみませんでしたが、心の底からアニメありがとうという気持ちでいっぱいなことだけは書き加えておきます(笑)


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